★衣替えならぬ“衣分け”で、クローゼットをもっと快適に★

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季節の変わり目になると「衣替えしなきゃ…」と気が重くなる方も多いと思います。
そこでおすすめしたいのが、最近私が実践している“衣分け”。

洋服を箱にしまったり、圧縮したりする大掛かりな衣替えではなく、クローゼットの中で、よく着る服を手前に・あまり着ない服を奥に、入れ替えるだけの手軽な方法です。作業が軽いわりに、朝の忙しい時間に服を探す手間がぐっと減るので、時短効果はかなり大きいと感じています。

久しぶりにクローゼットを見直すときは、まず全部を出したくなりますが、時間も体力も使ってしまうので、「今日はボトムスだけ」「トップスだけ」とカテゴリーを決めて、部分的に進めるのがおすすめです。
私も今回はボトムスからスタートしました。

ボトムスの分け方は、デニム仕事用お出かけ用スカート…など、自分が普段使っているカテゴリーでOKです。その分類の中で、この一年まったく着なかったものをいったん横に分けます。そのまま処分するか迷うものが出てきたら、無理に決断しなくても大丈夫。

私はいつも“迷うボックス”を作って、そこに保管しています。期限は半年など区切りを決めて、その間に一度も着なければ処分に。気持ちの整理がつけやすく、後悔も防げるのでとてもおすすめです。

★「まだ着られる」ではなく「まだ着たい服か」、で判断しましょう

私は今回の見直しで、丈とウエストが最近の気分に合わず、昨年・今年と出番がなかった麻のスカートを3枚手放しました。クローゼットの中の“今の自分に合う服”の割合が増えると、自然とコーディネートが楽になります。

ちなみに手放すのはシーズン終わりがベストです。
今だと「この春夏物は今年着なかった」、とわかりやすいですね。
冬物は、もしかしたら出番があるかもしれないので迷うボックスに入れましょう。

↑手放したスカート3枚

ハンガー収納のポイントとしては、よく着るものは1枚につき1本のハンガーを使い、取り出しやすくすること。逆に頻度の低いものは、数枚まとめ掛けできるハンガーを使うとスペースが節約できます。
さらにカテゴリーごとに小さなラベルを付けておくと、戻す位置が一目で分かり、散らかりにくさが格段にアップします。

冬の一軍が集まったので選びやすくなりました!

大掛かりな衣替えは面倒でも、この“衣分け”ならちょっとした気軽さで始められ、確実に毎日の暮らしが快適になります。ぜひ次のお休みに、ひとつのアイテムから試してみてください。

多々良 未来(Miki Tatara)
学生時代よりレポーターやナレーターなどを経験し、ファッション業界へ転職。結婚後はアジアやヨーロッパでの駐在生活を通して、食器や雑貨集めが趣味に。
増えすぎた食器をきちんと管理するため、整理収納アドバイザーになる。
子供の受験で時間と教材の管理の大切さを学び、家族みんなが楽しくお片付けに協力できる環境づくりを提案している。

【資格】
・整理収納アドバイザー1級
・ファイリングアドバイザー
・生前整理アドバイザー2級
・企業内整理収納アドバイザー
・クリンネスト2級
・気象予報士

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