ぶるーむサプリ☆~シアワセ保育士・メンタルのヒント~Vol.8「保育観の違い」がメンタルに来るんです…観察~相手編③私ならこうするのに!

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前回までのお話

前回は、いったんあなたの主観や感情をいったん横に置いて
ある場面での「自分の行動」「相手の感情」を書き出してみましたね

今回はいよいよ、あなたと相手の「価値観や保育観の違い」が
どこにあるのか見ていくことにしましょう。

前回のノートを見てみます。

(例①)出勤の場面

自分の行動
・更衣室のドアを開ける

相手の行動
→私と目が合う

・●●先生(相手)が着替えている
・挨拶をする

→挨拶する(声は小さい)

・着替える

→雑談する(お互いの子どもの行事や天気の話など)

・保育室にもっていく物の準備をする
・申し送りノートの確認
・トイレに行く
・タイムカードを押す
・保育室に入る
・他の同僚とあいさつをする

→「先に行きますね」と相手は先に保育室へ向かう

(例②)朝の登園ラッシュの場面

自分の行動
・インターホンが鳴り対応する
・保護者と子どもが入ってくる
・挨拶をする

相手の行動
→保育に入らず、申し送りノートをずっと見ていることが多い

・保護者と会話、連絡事項を聞く
・荷物を受け取る

子どもに声をかける

・靴をなかなか脱がない子、泣き出す子手洗いをせずに遊び始める子などいろいろ。都度対応。

→泣いている子どもを抱き上げたり 喧嘩の仲裁などをする

・保育室にいる子どもの人数がどんどん増えてくるので、人数を見て保育に入る。

→部屋の真ん中に座って動かず、声だけで指示していることが多い

・子どもに絵本を読んだり、玩具で遊ぶ。

→同僚とおしゃべりしていることが多い

ここに、赤いペン(青でもいいです)で、書き込んでいきます。
まずは「私の行動」のところに書きこみます。

何を書き込むかと言うと「私はなぜその行動をしているのか」という理由です。
きれいに書かなくても大丈夫です。
思いつくままに書き込んでいきます。

次に右側の「相手の行動」に、違う色のペンで書き込みます。

「私だったらこうするのに」と思うことを書きこんでいくのです。

ここには感情や主観がどんどん入ってくると思いますが
気にせずどんどん書いていきましょう。

いかがですか。次から次へと自分の声が心に浮かんで来て
時には怒りやイライラの感情が再生されるかもしれませんね。

次回は、書いたノートを見直して
いよいよ「保育観の違い」について観察していきます。

(つづく)


このコラムでは、皆さんからのお悩みを広く募集しています。
子どもたちのために働く、同じ仲間の立場から、保育の仕事を楽しく続けるためのヒントについて、ご一緒に考えていきたいと思います♪

次回は、
「保育観の違い」
について考えてみたいと思います。

※医療的な内容については、専門家にご相談くださいね。

(文:鈴木聖子)

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