突然ですが、皆さんはお米をどこに保管していますか?
キッチン収納の下段、床下収納、パントリーの一角……お片付けのご相談を受けていると、本当にさまざまです。
皆さんはこんな経験はありませんか?
おいしいからとお正月にご実家でもらったお米、楽しみに炊いたのに、あまりおいしくなかった…
実はこれ、お米の品種や炊き方だけでなく、保管方法が原因になっていることが少なくありません。
意外に知られていませんが、お米は生鮮食品。
精米した瞬間から、少しずつ鮮度が落ちていきます。空気・温度・湿度・光の影響を受けやすく、特に「酸化」と「高温」は大敵です。
理想的な保管場所は、温度変化の少ない冷蔵庫の野菜室。虫の発生リスクも下がり、風味の劣化も抑えられます。以前こちらのコラムでも冷蔵庫保管をおすすめしたことがあります。
ただ、最近はふるさと納税やまとめ買いで、10kg・20kgとお米をストックしているご家庭も多く、すべてを冷蔵庫に入れるのは難しいですよね。
そんな場合に気をつけたいのが置き場所。
コンロ下や家電の近くは収納としては便利ですが、熱がこもりやすく、お米にとっては良くない環境です。できるだけ直射日光が当たらず、温度変化の少ない場所に置いてください。
さらに知っておきたいのが、お米の鮮度の目安。
一般的に、お米は精米から1か月ほどで味が落ち始めると言われています。しかも、市販のお米袋は丈夫そうに見えても、実は小さな空気穴が開いているため、完全密閉ではありません。知らないうちに空気や湿気が入り、酸化が進んでしまうのです。

HPよりお借りしています
そこで私が実践し、おすすめしているのが、アルミ製の保存袋を使った保管方法。
お米を袋ごとアルミ保存袋に入れ、掃除機で中の空気を吸い出します。さらに、付属の脱酸素剤を入れてスライダーでしっかり密閉。さらに掃除機で中の空気を吸いだします。
これだけで、酸化を大幅に防ぐことができます。


この方法なら、冷蔵庫に入りきらない量のお米も、常温で約1年、風味が落ちにくい状態で保存可能です。米不足を経験した今、多めにストックしているご家庭や、備蓄用としても安心できる保存方法です。
お米のしまい方を少し見直すだけで、毎日のごはんが美味しくなり、食品ロスも減り、暮らし全体がぐっと整います。
「せっかくの美味しいお米を、ちゃんと美味しいまま食べる」。
そのための一歩として、ぜひ一度、お米の保管方法を見直してみてください。

多々良 未来(Miki Tatara)
学生時代よりレポーターやナレーターなどを経験し、ファッション業界へ転職。結婚後はアジアやヨーロッパでの駐在生活を通して、食器や雑貨集めが趣味に。
増えすぎた食器をきちんと管理するため、整理収納アドバイザーになる。
子供の受験で時間と教材の管理の大切さを学び、家族みんなが楽しくお片付けに協力できる環境づくりを提案している。
【資格】
・整理収納アドバイザー1級
・ファイリングアドバイザー
・生前整理アドバイザー2級
・企業内整理収納アドバイザー
・クリンネスト2級
・気象予報士
