ぶるーむサプリ☆~シアワセ保育士・メンタルのヒント~Vol.20「保育観の違い」がメンタルに来るんです……心理学の視点から⑥認知バイアスについて知ろう

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前回は、「自分に自信を持つってどういうこと?」について考えてみました。

今回から、心理学を知らない人でも一度は聞いたことがある(かもしれない)「認知バイアス」についてしばらく取り上げたいと思います。

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「認知バイアス」という言葉を知っていますか?

心理学の世界ではお馴染みなのですが、 最近この認知バイアスをテーマにした本がたくさん出版されています。

『認知バイアス事典』

『認知バイアス 誰もが陥る思考の落とし穴80』

『認知バイアス入門 認知バイアスの教科書』……

そもそも認知バイアスとはなんでしょうか。

バイアスという言葉は、偏りや歪みを意味します。

そして認知バイアスとは、 ものごとを判断する時に先入観や直感、思い込みなどによって、合理的な判断ができなくなる心理的な現象のことをいいます。

認知バイアスには、たくさんの種類があります。

確証バイアス、ハロー効果、自己奉仕バイアス、心理的リアクタンス、バンドワゴン効果などなど、ある研究によると、120種類という説も。

私たち人間の心理は、それほど複雑であるということです。

ましてや保育という、人を育て守る仕事をしている私たちは、 子どもはもちろん職場の仲間や保護者など、たくさんの人間に関わるため、人の心の特性に常に関わり、時には翻弄される環境に、必然的にいるのです。

どうしてあの人は、あんな風にキツく当たるのだろう。

私はこのやり方はおかしいと思うけど、みんなの前では言えないし……。

少しでも人間の心理について知っていれば、あ、なるほど、これは⚪︎⚪︎バイアスだな、⚪︎⚪︎という現象だから気にしないようにしよう、と少しは気持ちが楽になったり、冷静になれたりするかもしれません。

どのような認知バイアスがあるのかを知り、どんな影響を及ぼす可能性があるのかを知るだけで、自分だけでなく、自分が所属しているチームや組織に弊害が起こらないように、あらかじめ予防や対策をすることもできます。

また自分が、認知バイアスに陥ってしまっていないかどうか、客観的に観察することもできます。毎日の保育にも生かせる、認知バイアス。

こちらのコラムで少しずつ、保育現場の事例とともに紹介していきたいと思います

次回は、認知バイアスの中でも有名な 確証バイアスについて取り上げたいと思います。

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このコラムでは、皆さんからのお悩みを広く募集しています。

子どもたちのために働く、同じ仲間の立場から、

保育の仕事を楽しく続けるためのヒントについて、ご一緒に考えていきたいと思います♪

※医療的な内容については、専門家にご相談くださいね。

(文:鈴木聖子)

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