淡い色のフローリングをお使いのご家庭で、
「フロアワイパーで拭いても黒っぽい汚れが取れない…」
という経験はありませんか?
実はこの黒ずみ、ただの汚れではなく 表面のワックスが劣化して黒く見えている ことが多いそうです。毎日の皮脂汚れが蓄積すると、ワックス自体が黒く変色してしまい、通常の拭き掃除では落ちなくなってしまいます。

こうなってしまったら、まずは、古いワックスを一度リセットしましょう。
劣化したワックスは、力いっぱいこすってもなかなか落ちません。
そんな時におすすめなのが ワックスを一度まるごと剥がす方法です。

私は「リンレイ ワックスはがし上手」を使っています。
アルカリ性の家庭用洗剤でも、頑張ってこすれば、ある程度は落ちますが
疲れてしまうので、このような剥離剤を使うのがおすすめです。
※アルカリ性なので、手袋は必ず着用してくださいね。
床に塗って数分置くと、スルスルっと汚れと古いワックスが浮いてきて、軽くこするだけでみるみる取れていきます。黒ずみの原因が一気に解消され、フローリング本来の明るさが戻りますよ。
ただ使えない床材もありますので、ご注意ください。
● 無垢材フローリング
● オイル仕上げの床
● ワックス不要タイプ(UV塗装)のフローリング
これらにはワックス剥離剤を使うと
シミ・変色・傷みの原因になることがあります。
必ず、ご自宅のフローリングがどの種類かを確認してから使ってくださいね。
わからない場合は、メーカー品番を調べるか、マンションなら仕様書を見ると安心です。
★ワックスを剥がしたあとは必ず再ワックスを
ワックスを剥がした状態のフローリングは無防備な状態です。
そのまま放置すると、
傷がつきやすい
水分を吸いやすくなる
くすみや汚れが付きやすい
などのデメリットがあります。
必ず、仕上げにワックスがけをしましょう。

最近はシートタイプのワックスもあり、取り出してそのまま塗れるので、とても手軽です。初心者でもムラなく仕上がります。

もちろん、ハウスクリーニングのプロに依頼する方法もあります。
ただ、ワックス剥離→ワックスがけは 一部屋ずつ完結できる作業 なので、実は意外と手軽です。
年末の大掃除に合わせて、
「今日はリビングだけ」
「来週は寝室」
というふうに少しずつ進めるのもおすすめです。
フローリングの黒ずみが気になる方は、ぜひ一度試してみてくださいね。

多々良 未来(Miki Tatara)
学生時代よりレポーターやナレーターなどを経験し、ファッション業界へ転職。結婚後はアジアやヨーロッパでの駐在生活を通して、食器や雑貨集めが趣味に。
増えすぎた食器をきちんと管理するため、整理収納アドバイザーになる。
子供の受験で時間と教材の管理の大切さを学び、家族みんなが楽しくお片付けに協力できる環境づくりを提案している。
【資格】
・整理収納アドバイザー1級
・ファイリングアドバイザー
・生前整理アドバイザー2級
・企業内整理収納アドバイザー
・クリンネスト2級
・気象予報士
